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B2Bマーケティングに関するよもやま と 雑記

類似するコンテンツマーケティングと展示会出展の失敗ケース

なんとなく煽り見出しですが、煽り投稿です。

 

まともなコンテンツマーケティング屋さんもいらっしゃるとは思うのですが、胡散臭いというか、なんだかなぁというベンダーさんも多い業界のように思えます。

胡散臭いコンテンツマーケティング屋さんは、

 

  • コンテンツマーケティングは潜在層の引き合いを増やします。
  • コンテンツマーケティングが機能するまで半年かかります。
  • コンテンツは100本近く作成するのが好ましいです。

 

この3つを必ず言います。いえ、まぁ、これ自体は何ら悪ではないんですが、

  • 百歩譲って半年待ちましょう、100本作りましょう。ところでここでいう潜在層って「本当に」顧客になりうる層なんですか?

という事です。当然企業によっては扱う商材単価から、一定規模以上の企業を相手にしている、与信の問題、業種・業界を選ぶ問題、導入部門を選ぶ場合があります。

コンテンツマーケティング屋さんが作れるコンテンツは「潜在層」向け=絞らず、深いコンテンツではなくビギナー向けのコンテンツであるケースが大半です。そういったコンテンツは内容が浅いだけでなく、本来の見込み客以外の層もひっぱってきてしまうので、半年から一年後、獲得したリードをみてゲッソリするケースも少なくないかと思います。

 

これって、一生懸命展示会でバーコードで「ピッ」と読み取った、リード(見込み客)と非常に似ているんですよね。コンテンツマーケティングはじわりと増え”続け”るという意味で「投資対効果」が良いというのでしょうし、展示会は「一度に大量のリードを獲得できる」というのでしょうが、そもそもの対象外の人を獲得するのは、どこか悪だという認識を持つべきだと思います。

 

コンテンツマーケティングであれば、いくら潜在層だからといっても、そもそもの「ボーダーライン」を決めて、こういった人が間違って資料請求なりメルマガを登録しないようにしよう、ターゲットはやんわりコンテンツに盛り込もう、といった努力が必要ですし、展示会であれば隣接する全く無関係の展示会からの流入者のバーコードを取らない、せめて自ブースのパンフレットを受け取った人を対象にするなどの最低限の「モラル」が必要な気がします。

 

文字にすると当たり前なんですが、どちらもいざ始めようとすると、コンテンツマーケティングの場合は「まずは幅広で(獲りましょう)」でという言葉に流されてしまうケースが多そうです。許せないのは、「ペルソナ設計費用」をとっておきながら、この「幅広で」でという言葉巧みにズレたリードもカウントしてしまうコンテンツマーケティング屋さんはほんと業界の悪のような気がします。

展示会の場合は、昨対比、という呪縛に負けて最終日に水増しよろしくバーコード乱発目が血走っている企業もよくみかけます。

 

ROIは大事な観点ですが、ROIに縛られて、ROIを良く見せるための詐欺に等しい行為は慎まなければいけないのではないかと思います。

 

 

あとがき:まともなコンテンツマーケティング屋さんってどこにいるんでしょう・・・。

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