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【サイボウズ】 cybozu days 2016が凄かった話

 

今週、水・木幕張メッセCybozu Days 2016に行って来たら、すごかった。

 

cybozuconf.com

 

なんか外資とは違う、「お祭り」だった。

関西は12月6日に開催 で、「大感謝祭」と銘打って宣伝しているわけですが、東京も「感謝祭」というのがぴったりのイベントでしたね。

 

大型イベントは外資ITが得意とするところで、どうも国内ITベンダーによる大型イベントは「文化祭」「悪ノリ」の域を超えておらず、傍から見ているとお寒いケースが多いんです。どことは言いませんが。ところが、このCybozu Days2016は、突き抜けていましたね。是非、お金はあるが、「あれ?ひょっとしてスベってる?」と思っている国内ITベンダーは参考にしたらいいと思います。

 

ほら、普通ティザーサイトというか、イベント告知の世界観って誇張表現が多いわけじゃないですか。ところがですよ。サイボウズはやるんです。何このデカい木。テーマパーク。そう、テーマパーク、作っちまってるんですよね。会場内で流す音楽を受け付けるDJブースはあるわ、オーケストラはあるわ、物販もあるわ、副社長はバイきんぐの小峠そっくりだわ、で何でもありの「サイボウズ第二全盛期」を感じさせる内容でした。

 

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テーマは、「共生」  共生ってあまりにも大きなテーマですよね。

一般の人はピンとこない。外資の大型イベントでも「社会」ネタを取り上げるものの、所詮は自社製品を売りたいが為のイベント。来場者も馬鹿じゃない。そういうのは感じ取れます。感じ取られまいと、無駄に派手な演出をするわけです。

また、出展社もゴリゴリの自社製品を売る「空気」感が蔓延しているわけです。

※これはこれで面白い、祭りみたいで好きだという人もいるんでしょうがそろそろ飽きというか限界がきているんじゃないかな。

 

 このCybozu Days2016は違いました。

まず、会場が薄暗い(笑)なんかパートナーブースが他のイベントと比べて目立ちにくい!普通の「モノ、売りましょう」イベントなら苦情がくるかもしれません。

ところがですよ。エヴァンジェリストサイボウズの青野社長まで、ツアコンをやるわけですよ。当然、そこに人の流れができる。これ、パートナー愛がないとできないですよね。ある程度、エヴァンジェリスト、社長がどういうソリューションかって知ってないいけない。知らない場合、ちょっと恥ずかしいけど、お客さんの前で聴かないといけない。

ここが、綺麗ごとを並べ、自社さえ儲かればいいと思っている某外資系企業との大きな差だと思いました。外資系は、P/Fを提供し、そこでパートナーも稼ぎたいんだろ?感が全面に感じさせる作りになっているのですが(個人の感想です)、サイボウズの場合は、パートナー、ユーザーとの共生が感じられる。サイボウズの規模だったら、もっと大きなパートナー、スポンサーだけ集めてコミュニティを形成することも可能なんでしょうが、そうはしない。なぜか。

 

外資のように大手だけに担いでもらっても、結局大手がターゲットとしている企業にだけ売れて、日本全国の底上げなんてできない。また、真剣に考えていないと思うんです。※もちろん外資にも素晴らしい文化はありますよね。労働時間の数%はボランティアに使おうね、という、ここは学ぶべき点だとは思います。

 

 

 

本来、エコシステムとは、サイボウズが作るコミュニティのような気がします。

「エコシステム」という言葉が普及し始めているものの、どこかエコに感じず、外資総本山が「総取り」システムのようにしか思えなかったのが、今回のCybozu Days2016に出て、「あぁ、エコシステムとはこういう事を本来さすんだろうな。そして、日本語でいうと、共生」を理解できた気がします。次はどんなテーマで気づきを与えてくれんだろう。楽しみです。

 

尚、関西は12月6日に開催という事で、規模は異なるんでしょうが楽しみですね。

Cybozu Days 2016 【大阪】 - セッション情報登録 - サイボウズ株式会社

 

 

追伸:物販に可愛い子を配置するのは、反則(販促)です。

   

 

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