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【ゼリア新薬】厳しすぎる研修の功罪

   

 

なんとも言えない気持ちになる。

「研修が苦痛で自殺」遺族がゼリア新薬など提訴 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

 

 今から15年ほど前、新卒研修を受けた時、合宿でのグループワークを思い出す。

「学生から社会人へ」「型を覚える」これを自社社員でやりきるコストと徹底具合、その他業務との兼ね合いを考えると外注になるのは仕方ない事なんだろう。

 

また、配属後に「学生丸出し」の人材を輩出した場合の人事部への風当たりを考えると厳しければ厳しいほど良いのかもしれない。他方、研修が厳しくて「5月病」で退職されても困る。そのさじ加減で、均衡を保たれているように思えたが、時折このような事故が起こるわけである。

 

自身を振りかえってみると普通の大学生活を送っていれば「叱責」されるケースはそうそうない。学生時代のアルバイトではあったかもしれない。けど、所詮「バイト」だし、そういう思いがあった。でも社会に出れば叱責もある。クライアントや先輩、上司からもあるだろう。あぁ、当たり前の事をできないと叱責されるんだ、という事を再認識する場として、厳し目の研修は有効だと思うんです。社会人になって、40ぐらいのおじさんがパフォーマンスが出ずに叱責される場なんていくらでもあるし、年をとってからの方がダメージは大きい。日本人特有の「恥の文化」」を活かした(悪用した)研修は、一定層に対して効果はあると思うんですよ。

 

ただ、全員が乗り越えられるわけではない。乗り越えられない場合のケアまで考えるのが、研修サービスなんじゃないかと思うわけです。なんか「研修がヌルく」なる嫌な流れにならないようにしてほしいものです。

 

 

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